眠い頭を叩き起こして
お布団でも干しちゃおうと
もう少し寝ていたいけど
干したてのお布団の心地よさが恋しくて
重い体を持ち上げる
慌しく動く洗濯機
久しぶりの大仕事
こんな時でもないと
こんなに働かされることも無く
でも
それが本来の仕事
物干し竿いっぱいにはためく洗濯物
大小
色とりどり
パタパタと楽しそうに
太陽の陽を一心に浴びている
まるでアイツみたい
アイツが来るといつもバタバタ忙しくて
でも
それが逆に嬉しくて
いつもボロボロになって帰ってきて
心配が尽きないけどアイツが楽しそうに笑ってると
何だかこっちまで伝染しちゃう
でも
そっと何も言わず包み込んでくれる
どこかほっとする心地良さをくれる
ポカポカの陽溜りに揺れ
また少し
アイツに会いたくなる
干したてのお布団のような心地よさ