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タイタニック 〜夢シリーズ〜
それは何の変哲もない夕暮れ時の事だった・・・
「ヤマト、俺の一生の頼みを聴いてくれ!!」
いつに無く真剣な面持ちで現れたかと思うと、突然、ヤマトと呼ばれた金髪に蒼い目でその辺の女子より格段美しい少年を前にして彼は土下座をした。
「何だよ太一、突然。お前らしくも無い」
太一と呼ばれた、ヤマトとは反対に何かスポーツでもやっているのだろうと想像させる少年の、その逞しい身体を床に伏せた、普段の彼からは到底想像も出来ない姿に、ヤマトは驚いた様に言った。
「なんだよそれ?」
自分が折角頭下げて懇願しているにも関わらず馬鹿にされた気がした
太一は、頭を持ち上げ、少しこわ張った表情になったが
「一生の頼みなんだ」と言って又頭を下げた。
「一体どうしたんだ?」
太一の只ならぬ雰囲気を察したのか、ヤマトも又真剣な面持ちで太一に尋ねた。
「俺の願い、聴いてくれるのか?」
表情を隠すのが苦手なのか、素直なのか、太一は嬉しそうに目を輝かせながらヤマトを見詰めた。
「っまぁ事に因るけどな・・・」
そう一途に見詰める太一に戸惑って、目を逸らすようにヤマトは言った。
「そんな事言わず頼むよ」
そう言い、太一は又憂いの目に戻り、その目でヤマトを見詰めた。
「取り合えず言ってみろよ」
そういった目が苦手なのか、ヤマトは内心動揺しながら言った。
「実は俺の夢だったんだ・・・」
俯きながら太一が語りだした。
(夢・・・)
太一の意外な言葉に戸惑うヤマトを他所に太一は続けた。
「そう、二人でタイタニックの`アレ'をやるのが俺の長年の夢だったんだぁっ!!!」
突然立ち上がり、全く別の世界に旅立ってしまった太一に向かい
「何だそれ」
と呆れた様にヤマトが言った。
「‘何だ’とは何だ」
自分の些細な夢を馬鹿にされ怒りを露にし、元の世界に戻ってきた太一が声を荒立てて言った。
「太一がいつに無く真剣そうだったから何かと思えば」
完全に呆れ、さっき迄心配していた自分が馬鹿らしくなり、ヤマトは投げ捨てるように
「何考えてるんだか」と言った。
「何って俺はいつもヤマトの事ばっかり考えてるよ!」
照れた風もなく太一はさらりと言った。
「ばっ、たっ太一、お前何言ってんだ!?」
逆にヤマトが赤面しながら答えた。
「だって俺、お前の事大好きだから、だから勇気をだして言ったんじゃないか」
太一の思いがけない告白に戸惑いながら
「すまない」
と声を静めて言った。
「否、いいんだよ。俺の片思いだっただけさ」必死で涙を堪えながら、震えた声で言う太一の愛おしい姿を見
て、突然ヤマトは太一を抱き締めた。そして太一の耳元で「すまなかった」と囁いた。
暫く抱き合ったまま、突然
「ヤマト・・・じゃあ願い、聴いてくれるんだな?」
突然現実に引き戻されたヤマトは、太一のそのキラキラ輝いた目を見て、嫌とは言うことが出来ず結局OKする羽目になってしまった。
「当然俺がジャックでお前がローズなvv」
暴走する太一を止める術もなくヤマトは黙って太一に従うを得なかった。
その後二人がどうなったかは、まぁ御想像に委ねるとしよう
***
あーコレはもう弁解の仕様が無いですね。
ヤマト受け・太一攻めが書きたくなった、私の私利私欲の塊です。
改めて読んでみると、何てこっ恥ずかしい内容なんでしょう(滝汗)
とか言いつつ、内容的には結構お気にだったりして、アップさせる自分が憎い(自爆)
ちなみに、これは携帯で打ったものです。
管理人:夢萌
ブラウンザでお戻りください
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